計算練習量UP=計算力UPは間違い!計算ミス0のトレーニング法を紹介します!【受験数学】

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  • 計算ミスがなくならない…
  • 理解していたのに計算ミスのせいで得点できなかった…
  • 計算力を上げるトレーニングを知りたい…
  • いい問題集があれば合わせて知りたい…

という方へ!

 

本記事では、以下の内容を解説します。

  • 計算ミス0にするトレーニング方法
  • 計算トレーニングに最適な問題集

 

この記事を書いている人

  • センター数学で、素早い計算ができたため9割越え
  • 2次試験で緊張している中、計算ミス0を達成し8割5分を得点→現役で東大合格

 




計算練習しまくっても計算力は上がらない→まず計算手法を学ぶべし

みなさんは計算力を上げる時、どうしますか?

おそらく、ほとんどの人が「とにかく計算練習帳を買って計算練習をする」と思います。

しかし、残念ながら計算練習をただするだけでは計算力は上がらないのです。

計算練習をただやっても、注意力が上がるだけなのです。

そのため、必ず「計算の手法を勉強」してから練習をするようにしましょう。

 

スポーツに例えると、ただ計算練習することは「野球のルール知らずに素振りばかりしている」のと同じです。

なんで素振りをするのか、どういった素振りが一番練習効果があるのか考えていないとせっかくの素振りも意味がないですよね。

そのため、計算トレーニングも最初に「効果がある練習方法」を身につけてからトレーニングに励みましょう。

計算トレーニングをやみくもにやって全く計算力が上がらないわけではありませんが、非常に非効率的でムダな努力をしてしまうことになります。

まず、計算トレーニングの手法を学んでから、計算練習をするようにしましょう。




計算力を上げるには、2STEPある

計算力をあげるには、最低限、2STEP必要です。

冒頭でもお話しした通り、まず効率的な計算方法を学び(STEP1)、そして練習(STEP2)する。

ここでは、2つのステップについて詳しく解説していきます!

まず、効果的な幾つかの計算方法をしっかり身につけてくださいね。

 

【STEP1】効率的な計算方法

ここでは、効率的な計算方法をしっかり学んでいきましょう。

計算というのは、いくつかパターンがあります。

そのパターンを勉強し、使える時にしっかり学んだパターンを使っていく。

それが計算ミス0への第一歩です。

 

計算のパターンはたくさんありますが、ここでは最低限重要なものだけをあげていきます。

 

【難易度★】主要な計算を暗記する

以下の計算は頻出のため、しっかり暗記しておきましょう。

 

【難易度★】キリのいい数字を見つけよ

代表例で言うと、+99とか-99とかですね。

×101とか×99とかも当てはまります。

それらは全て100とかキリのいい数字に変換して計算しましょう。

<例>

  • 67 + 99 =  67 + ( 100 – 1 ) = 167 – 1 = 166
  • 453 – 99 =  453 – ( 100 – 1 ) = 353 + 1 = 354
  • 38 × 101 = 38 × ( 1oo + 1 ) = 3800 + 38 = 3838
  • 89 × 99 = 89 × ( 100 – 1 ) = 8900 – 89 = 8811

 

【難易度★★】2×5=10・25×4=100・125×8=1000を利用せよ

この3つは、計算すると全てキリのいい数字になっていますね。

うまくこの3つを作りだす、というのがここでの計算の重要な部分です。

16×5なら、8×2×5に変換し、8×10=80にする、という感じです。

<例>

  • 15×32 = 3×5×2×16 = (5×2)×(16×3) = 10×48 = 480
  • 75×12 = 25×3×4×3 = (25×4)×(3×3) = 100×9 = 900
  • 375×16 = 125×3×8×2 = (125×8)×(3×2) = 1000×6 = 6000

 

【難易度★★★】因数分解の公式を使う

因数分解の公式を使った方がより簡単に計算できる場合があります。

因数分解の公式はたくさんありますが、計算によく使うのは2つです。

 

(a+b)(a-b)の方は、2つの数の掛け算で、大きさが大体同じ時に使える場合が多いです。

(x+a)(x+b)の方は、2つの数の掛け算で、10の位の数字が同じ時に使えます。

<例>

  • 23 × 17 = ( 20 + 3 )( 20 – 3 ) = 400 – 9 =391
  • 19 × 11 = ( 15 + 4 )( 15 – 4 ) = 15×15 – 4×4 = 225 – 16 = 209 (15×15は「主要な計算は暗記する」で覚えましたね?)
  • 16 × 17 = ( 10 + 6 )( 10 + 7 ) = 100 + 130 + 42 = 272

 

【STEP2】計算トレーニング(計算練習)

【STEP1】で計算の方法を学んだら、次は実践あるのみです。

計算慣れのため、計算ミス0のためにはインプットだけではなくアウトプットも超重要です。

以下では、レベル別に計算問題集を紹介するので、参考にしてみてください!

 




おすすめ計算トレーニング用問題集【レベル別】

【レベル★】合格る計算数学

まずは簡単な計算から、その手法を学びつつトレーニングしたい方におすすめ。

理系で数3まで使う人用に、数3計算問題集まで出版してくれています。

【レベル★★】カルキュール数学

こちらは、計算だけではなく数学力も試される問題集です。

計算トレーニングしながら、数学の力も伸ばしたい人におすすめです。

しかし、計算練習だけしたい人は合格る計算数学の方が良いでしょう。

【レベル★★★】計算力をつける応用数学問題集

この問題集は、応用とついているだけあって結構難しいです。

数学力を必要とするので、計算トレーニングを極めたい人のみやるといいでしょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

計算ミスは、せっかく解ける問題をドブに捨てるようなもったいないミスです。

しっかり受験当日までに対策をして、実力通りの点数が取れるようにトレーニングしておきましょう!

受験生の大敵、計算ミスをぶっ壊せ!




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