
- そろそろ高校受験だけど、どれくらい勉強すべきか不安…
- 一般的に、中学生だと勉強時間はどれくらい取るのが最適なの?
- 受験勉強するとなっても、何から始めればいいかわからない…
という方へ
本記事では、以下の内容を解説します。
- 高校受験する中学生の勉強時間は3時間が最適であることとその理由
- 状況別の最適な勉強時間(平日と休日の勉強時間の違い、部活がある人とない人の違い)
- 受験勉強を始める際に絶対に最初にするべきこと
この記事を書いた人
- 中学受験をしていなかったため初めての受験が高校受験だったが、偏差値70超の進学指導重点校に独学で合格
- 高校受験の経験で得た、最適な勉強時間や最適な高効率勉強法をさらに発展させ、大学受験では公立高校から東大へ独学で現役合格
目次
【多くても少なくてもダメ】高校受験する中学生の勉強時間は1日3時間が最適
中学生の場合、高校受験で目指す勉強時間は1日3時間が最適です。
本来であれば、1日いくらでも勉強できますという超人は、5時間でも6時間でもやれば良いのですが、大抵の場合続かなかったり集中力が落ちて結局時間だけかかって成績が上がらないということが起きがちです。
特に、多くの中学生は高校受験が初めての受験経験となりますから、無理をしたところで最後はだらけて終わるのが落ちでしょう。(初めて運動する人が「毎日10km走るわ」と言っても、「どうせ無理だな」と思いますよね?それと同じです。)
そのため、多過ぎず少な過ぎない「3時間」というのが最適な勉強時間の目安になります。(もちろん、個人差があるので絶対ではないですが、まずは3時間から始めましょう)
スケジュールとしては、以下のような例が挙げられます。(案外、3時間と聞いたら多いと感じる人も、しっかり計算すると無理なくできる時間だと分かるはずです。)
【土日休日は別】休みの日(学校がない日)は平日2回分と考えるべし
先ほど、中学生が高校受験で目指す勉強時間は1日3時間が最適だと言いましたが、あくまでそれは学校がある日に限ります。
さすがに、休みの日に睡眠時間除いた活動時間16〜18時間のうち、3時間しか勉強しないのは受験生として問題です。
そのため、休日など丸々1日自分の受験勉強に専念できる日は、「平日2回分」と考えて勉強しましょう。
具体的には、①9時〜16時②17時〜24時のそれぞれで3時間ずつの勉強時間を確保し、1日で6時間の勉強時間を確保できるようにしましょう。(思ったより少ない、と思った人がいる場合、案外これを毎休日に行うのは難しいですよ。ぜひやってみてください。)
【例外:部活引退前】部活動をしていて、まだ引退していない場合は1日2時間が最適
「1日3時間が最適」というのは、あくまで受験に専念できる状況において無理のない時間設定が3時間と言う話です。
そのため、部活中でも3時間できるという人はそのまま3時間行ってもいいですが、実際は厳しいでしょう。
その場合は、部活で疲れていることを考慮して「1日2時間」の勉強時間を確保できれば十分です。
もちろん、部活引退後は上記「1日3時間」のスケジュールで受験勉強に専念してくださいね。
【もっと勉強しないと不安な人へ】勉強量の多さで勝負するのは危険!1日3時間で不安になる人は「学力=時間×効率」である感覚を今すぐ身につけるべし!
今までの話で「1日3時間」が最適な勉強時間であると言いましたが、恐らくこのような人もいるでしょう。
- 受験が不安で不安で仕方なく、逆に1日3時間しか勉強しなくていいのか焦っている
- 受験生というのは、無理にでももっと勉強するべきなのではないか
- 「1日3時間」が思ったより自由時間があると分かったが、受験勉強していないと不安で不安で自由時間を楽しめない
とにかく受験に不安を感じていて、上記のように「勉強しなくてはならない」と何かに追われている受験生は少なくないです。
そのような受験生の「不安だからとにかく勉強する」の理由として、無意識に「学力を上げるには勉強時間を増やすしかない」という固定概念を持ってしまっている場合が多く、実は超危険な固定概念なのです。
理由は簡単で、「学力=勉強時間」という勉強時間だけが学力を決めるということは絶対にありえず、正しくは「学力=勉強時間×勉強効率」であるためです。
つまり、「不安だからとにかく勉強する」=「どんなにだらだら勉強していても、とりあえず机に座って勉強時間さえ増やせば良い」ということにつながりやすく、「全く学力が上がらない状態」へ進んでしまう受験生にとって致命的となる危険があります。
受験の世界では、なんとなく机に10時間座っているより、そのたった1/10の1時間でも集中して勉強した方が成績が上がる、なんてことが普通に起こりますからね。
そのため、勉強時間の長さで学力を上げようと無意識に「学力=勉強時間」を思っていた人はいち早く「学力=勉強時間×勉強効率」である感覚を身につけましょう。
勉強効率が学力向上において重要だという感覚を身につけるためには、もう実際に勉強効率を上げて実践するしかありません。
効率の良い暗記法や具体的に効率の良い勉強をするにはどうするべきかをしっかりと学び、絶対に実践までしていってください。
まとめ
以上、最適な勉強時間が3時間であることをお話ししました。
もちろん、受験勉強に慣れてきたら3時間から増やしても良いかもしれませんが、まずは無理なく、でも十分な時間である3時間から始めましょう。ただ、私の様々な受験生を見てきた経験からすると、ずっと3時間で固定した方がむしろ勉強効率を追い求められて自分に最適&一生使える勉強法が手に入るので強くおすすめしています。