【大学受験】模試はいつどれくらい受けるべき?【模試ごとの特徴も解説】

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大学受験に向けて模試を受けよう!

でも、時期とか回数とかどの模試受ければいいかも分からない…

 

という方へ!

 

本記事では、以下の内容を解説します!

  • いつから模試を受ければいいか
  • 受ける時期はいつがいいか(夏?冬?)
  • 何回受ければいいのか
  • 模試の種類と特徴

 

<この記事を書いた人>

  • 独学で受験に挑むと決意したが、周りとの距離感が掴めなかった
  • そこで、模試をしっかり活用し、東大に現役合格を果たす

 





受験に合格したいなら、模試は高1から(orいまからすぐに)受けるべき

受験に向けて模試を受けるなら、高校1年生の時期から受けるのがベストです。

 

高1から、と言ったのは2つの模試の利点が理由としてあります。

  • 志望校との距離・周りの受験生との距離を知ることができる
  • モチベーションが上がる

 

正直、志望校を高校1年生から決めている人は少ないので、高1模試は「周りの受験生の差を測る」という意義が大きいです。

といってもそんな大層なものではありません。

他の受験生と単に「遅れをとりすぎない」という目的での模試です。

高3初めての模試で、初めて遅れていることに気づいても遅すぎますからね。

 

あと、2つ目の理由の「モチベーションが上がる」というのも大事です。

正直、学校の勉強だけしていても学校の仲間と競えるだけで全国レベルの受験生を知らない状態になってしまいます。

そこで、模試を受けることで

  • 全国にはこんなに頭いい奴がいるのか、追いついてやる!
  • 俺or私は全国でも戦えるレベルなんだ!

と、やる気が湧いてくるのです。

 

もう今高校2〜3年生の方でも、「やばい遅すぎた」と必要以上に心配になる必要はありません。

なるべく早いほうがいいですが、当然「今からでも行動すれば」全然遅くないです。

 

このように、模試は高1から(or今すぐ)受けるといいということです。

 

 




受けるべき時期と回数

高1:夏冬マーク模試2回

高校1年生の方は、マーク模試を夏と冬に1回ずつ受けておくのがいいでしょう。

 

高1の模試の最大の目的は、「周りと差をつけられすぎない」ということです。

そのため、下手に応用問題ばかりの難しい模試を受けたり、必要以上にたくさん受ける必要はありません。

時間の無駄です。

当然、模試の結果は最悪でも構いません。変に落ち込んでも時間の無駄です。

あくまで周りとの差を知るために受けることをお忘れなく。

 

この時期の模試としては、進研マーク模試(上位狙いたいなら駿台マーク模試)が最適でしょう。

 

<補足>

結構模試は学校から強制的に受けさせられる場合があります。

その場合は、自分でわざわざ申し込んで受ける必要はありません。

学校でやらされる模試を全力で頑張りましょう。

 

高2:夏冬マーク模試2回+秋記述1回

高校2年生の方は、マーク模試を夏と冬に1回ずつに加え、記述模試を受けておくのがいいでしょう。

 

高校2年生の模試も、高1同様「周りと差をつけられすぎない」ということが最大の目的です。

そのため、マーク模試2回は高1と同じく受けましょう。

 

さらに、高校2年生は高3に向けた受験準備の期間でもあります。

少し本番に近い形式の模試にチャレンジするべきです。

そんな時にオススメなのが、「記述模試」です。

 

多くの大学で記述は否応なしにやらなければいけませんので、現段階でどれくらい記述力があるのか見ておきましょう。

 

「自分の第1志望校はマークだけだよ」という方も、記述を受けることを強く勧めます。

記述力を高めると、マーク問題にめちゃくちゃ強くなれるからです。

マークばかり勉強していると消去法に頼ることになります。

しかし、作問者もそんなことはわかっているので、わざと消去法だと惑わされやすい選択肢を混ぜるのです。

そんな時、記述力を培っておけば惑わされずに正解を選べるのです。

 

この記述模試も、難しい必要はないので進研記述模試が最適でしょう。

 

以上から、高校2年生は「距離を知るためのマーク2回&記述力確認の模試1回」を受けるべきです。

 

高3:夏センター&記述模試1回ずつ+春秋志望校模試2回+12月センター模試

さて、とうとう受験本番が近づいてきます。

そんな高校3年生には少し多めに模試を受けた方がいいので、今回は時期ごとに分けて説明します。

  • 春:志望校専用模試
  • 夏:センター模試と記述模試1回ずつ
  • 秋:大学別専用模試
  • 直前(12月):センター模試

を受けておくのがいいでしょう。

 

高校3年生になったら、距離を知る目的の模試受験はもう必要ありません。

さんざん今まで確認してきたので十分でしょう。

 

まず、春に大学別専用模試(俗に言う「冠模試」)を受けます。

自分と同じ志望校の人と勝負して実力を測るのと、志望校の問題形式に慣れるのが目的です。

志望校が決まっていない場合は、現段階での志望校で構いません。

河合・駿台・東進・代ゼミなどで行われるため、自分の志望校にあった模試を選びましょう。

特にこの模試は人によって受けるものが違うため絶対学校では実施してくれません。

自分で申し込んで受験する必要があります。

「〇〇(志望校) 冠模試」で検索です。

(詳しい解説は下の模試の種類と特徴で解説しています)

 

次に夏です。

理想的なのは、夏の初めにセンター模試・夏の終わりに記述模試を受けるのがいいでしょう。

最初のセンター模試で自分の夏前の実力を知ってモチベーションを上げ、どれだけ学力が上がったか記述模試で確認する。

これで夏休みにどれくらい伸びたかわかるので、後々学習計画を立てる手助けになります。

ここは少し難しめに、センターも記述も駿台模試を受けるといいでしょう。

 

そして秋。

ここまでこればほとんどの人が第1志望校は決まっていると思います。

ここで大学別模試を受けて本番前に実力試しをしておきましょう。

実力が出せていい結果だったら良し、あんまりできなかったら残りの3ヶ月くらいで修正をかけましょう。

大丈夫、結果が良くなくても3ヶ月あれば修正が間に合う期間です。

 

最後にセンター試験の直前。

これも実力試しです。

今まで自分が勉強した成果をぶつけましょう。

うまくいかなくても大丈夫。

本番に失敗しないように残り1ヶ月で修正です。

駿台模試は本番より難しいので、なるべく本番と難易度が似ている進研模試をおすすめします。




模試の種類と特徴【どの時期にどの模試を受けるべきか】

進研模試

多くの高校生が受ける標準的な難易度の模試です。

大学受験を考えていない高校生も受けることが多かったりします。

そのため、受験を考えてちゃんと勉強している学生はめちゃくちゃ高偏差値が出ることがあります。

 

マーク模試

良くも悪くもセンター試験と同等かそれ以下の問題が出題されます。

センター試験慣れにはちょうどいい模試でしょう。

受験本番でない高校1〜2年生に最適な模試です。

 

記述模試

記述を課す大学は難関校であることを考えると、進研記述模試は非常に簡単と言えるでしょう。

記述慣れには最適ですが、この模試ができても難関校には対応できないことをお忘れなく。

ただ、基礎の記述力を伸ばすという点では最適な模試でしょう。

 

駿台模試

受験を考える高校生が多く受ける模試です。

進研模試とは違い、受験を考えた高校生が受けるため偏差値が思ったより低く出やすいです。

より本番を意識したい場合にもってこいでしょう。

 

マーク模試

センター試験よりも難しいものとなっています。

時間は足りない、問題は難しいという模試です。

本番の練習には難しすぎるでしょう。

しかし、本番に向けて難しい模試をやっておくのは非常に意味のあることです。

当日のセンター試験が簡単に思えますからね。

高地トレーニングみたいなものです。

 

記述

結構本格的な記述模試となります。

これは、高校1年生や2年生にはかなり難しいでしょう。

偏差値も非常に低く出やすいので、成績が悪くても当たり前なのでご安心を。

高3の夏の終わりにこれからのモチベアップ用に受けるのが最適でしょう。

 

冠模試(大学別専用模試)

東進

大体の国立大学は網羅しています。

難易度は実際の模試よりもまあまあ難しいです。

 

  • 東大本番レベル模試(年3回)
  • 京大本番レベル模試(年2回)
  • 北大本番レベル模試(年2回)
  • 東北大本番レベル模試(年2回)
  • 九大本番レベル模試(年2回)
  • 阪大本番レベル模試(年2回)
  • 名大本番レベル模試(年2回)
  • 神戸大本番レベル模試(年1回)

 

河合

国立大学の網羅度は非常に高いです。

難易度は実際の模試よりも少し難しいくらいです。

 

  • 東大入試オープン(年4回)
  • 京大入試オープン(年3回)
  • 北大入試オープン(年1回)
  • 東北大入試オープン(年4回)
  • 東工大入試オープン(年2回)
  • 一橋大入試オープン(年2回)
  • 九大入試オープン(年1回)
  • 阪大入試オープン(年2回)
  • 名大入試オープン(年2回)
  • 神戸入試オープン(年1回)
  • 早大・慶大入試オープン(年1回)

 

駿台

少々回数・網羅率は低いです。

しかし、難易度はトップクラスに高いです。

レベルの高い本番模試を受けておきたいなら最適でしょう。

 

  • 東大入試実戦模試(年2回)
  • 京大入試実戦模試(年2回)
  • 北大入試実戦模試(年1回)
  • 東北大入試実戦模試(年1回)
  • 東工大入試実戦模試(年1回)
  • 一橋大入試実戦模試(年1回)
  • 九大入試実戦模試(年1回)
  • 阪大入試実戦模試(年1回)
  • 名大入試実戦模試(年1回)
  • 神戸入試実戦模試(年1回)

 

代ゼミ

回数は少ないですが、数少ない早慶模試があるという特徴があります。

難易度は普通くらいなので、最初の腕試しで受けるのに最適でしょう。

 

  • 東大入試プレ(年2回)
  • 京大入試プレ(年2回)
  • 北大入試プレ(年1回)
  • 東北大入試プレ(年1回)
  • 九大入試プレ(年1回)
  • 阪大入試プレ(年1回)
  • 名大入試プレ(年1回)
  • 早大入試プレ(年1回)
  • 慶大入試プレ(年1回)

 

まとめ

今回は、模試の受ける時期・回数を解説していきました。

 

模試は受けすぎてもダメなので、この記事を参考にしてよく考えてから受けてくださいね。

模試受けると1日潰れるので、意外に受けすぎ注意ですよ!

 

 




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