
大学受験勉強をいつから始めればいいかを知りたい方へ。
受験生で、大学受験を目指しているけれど、始めるべきタイミングがわからない。
あと、受験勉強って具体的に最初は何をすればいいのだろう、と「受験勉強」そのものがよくわからない。
という疑問について答えていきたいと思います!
本記事では、以下の内容を解説します。
- 大学受験で勝ちたいなら1年前から受験勉強を始めるべし
- 受験勉強は「いつから始めるか」だけでなく「効率」を考えることも重要
- 大学受験に向けて最初にやっておくべき基礎3つ
僕も実際に1年前から受験勉強を始めて東大に現役合格できたので、1年前が遅すぎるということはないでしょう。
目次
大学受験で勝ちたいなら1年前から受験勉強を始めるべし
大学受験の勉強は「1年前から始める」と一番成功しやすいです。
あんまり受験勉強の期間が長いと入試本番まで頑張れないですし、当然短すぎても大学に落ちてしまいます。
この「1年間」という時間設定が、人間が最後まで頑張り切れる最適な期間なのです。
さらに、1年前から始めると圧倒的にライバルと差をつけられます。
「1年前」というと、だいたい「高校2年生の2〜3月」ということになりますね?
ここで大事なのは、「高3から始める」のではなく「ちょっとだけ高2の終わりくらいから始めるということです」。
とは言っても、別に高2から本格的に受験勉強を始めなくていいのです。
ただ単に、「この先、受験勉強を具体的にどう進めていこう?」とひたすら考えるだけでOKなのです。
大体の受験生は、高3になってから勉強しようとします。
しかし、受験について考えていなかったため何をすればいいかわかりません。
さらに、高3になって焦っている状態ではゆっくり受験プランなんて考える暇は当然ありません。
結局、考えなしに勉強を始めるので、やるべきことも分かって効率的に受験勉強ができるのは3〜4ヶ月後の夏休みくらいからだったりします。
これでは遅いのです。
しかし、大学受験の1年前(高2の終わりくらい)から「この先、受験勉強を具体的にどう進めていこう?」とだけひたすら考えてきた人ならどうでしょうか?
たとえ、高2まで勉強をしていなかったとしても、この受験生には何をすればいいのか明確なプランを持っています。
高3になった時、すぐにでも本格的に受験勉強を始めることができるのです。
たった数ヶ月の差かもしれませんが、この差は非常に大きいですね。
実際に、僕も1年前から受験勉強を始めたことで受験勉強で何をすればいいか迷ったことはありませんでした。
1〜2ヶ月の間、全く勉強そのものはせずに、過去問や教科書・参考書からひたすら「受験勉強で何を身につければいいか」を考え続けていました。
そのおかげか、受験生時代は着実に学力が上がっていってすごく嬉しかったのを覚えています。笑
ただ「1年前」といっても、勉強効率とか、もともと高1〜2の範囲がどれだけ頭に入っているかでそんなの変わるんじゃないか、という意見の人もいるでしょう。
そりゃ、「見たら覚えれます」とか「高2までの範囲完璧っす」とかそういう超人が現れたら、もっと少なくてもいいかもしれません。
ただ、一般的な受験生なら、目安として1年が良いでしょう。
1年あれば、十分「基礎→応用→実践演習」まで間に合うはずです。
逆に、1年以上だと、「まだ期間があるから」と油断してしまいます。
「夏休み長いしまだ課題やらなくていいや」といって最終日に焦ってやった経験、ありませんか?
それと同じで、人間は期間が長すぎると後回しにしてしまうのです。
夏休みの課題ならなんとかなりますが、受験では笑い事になりません。
だから、大学受験の勉強は「1年前から始める」と一番良いのです。
もっと言うと、少しずつ受験勉強に向けて具体的に行動に移していくのが1年前であるといい、ということでもあります。
受験勉強は「いつから始めるか」だけでなく「効率」を考えることも重要
大学受験の勉強は1年前から始めるといい、とお話ししました。
ですが、受験勉強は「いつから始めるか」だけでなく「効率」を考えることも非常に重要です。
早くから頑張って始めても、方法を間違ったまま勉強してしまっていては意味がないからです。
例えば、「少しでも遠くに行った人が勝ち」というコンテストがあるとします。
あなたは頑張って走ったとしましょう。
しかし、ライバルは自転車に乗ってすいすい進んでいます。
明らかに頑張っているのは「あなた」の方ですが、勝つのは紛れもなく「ライバル」の方ですね。
これが受験でも同じことが起きます。
勉強効率を考えていない人は、どんなに頑張っても負けます。
勉強効率を高めた人は、少しの頑張りで合格をかっさらっていくのです。
効率のいい勉強法についてはちょっと長くなるので以下で解説しています
「絶対に合格したい!」という方は是非読んでみてください!
ただ、自分にあった勉強法を見つけるのは時間もかかるし大変です。
もう高2の終わりであるとか勉強法を探っていく時間がないという人もいるでしょう。
もちろん効率を上げることができれば一番なのですが、最悪そこまでできなくても大丈夫です。
勉強法を考えるのは大変なので、「受験勉強で何をすればいいか」ということは最低限考えましょう。
やみくもに勉強するより、はるかに勉強効率が上がることは間違いなしです。
とにかく、受験勉強は「いつから始めるか」だけでなく「効率」を考えることも重要ということは頭に叩き込んでおいてください!
大学受験に向けて最初にやっておくべき基礎
受験勉強の始めに、絶対にやっておくことは「とにかく基礎を固めておくこと」です。
積み重ね教科で、基礎の上に応用が乗っていく主要3教科の「国・数・英」は受験勉強の最初にやっておきましょう。
ただ、漠然と「国・数・英」をやるべきと言っても具体的ではないので、主要3教科の中から特に最初にやっておくべき基礎を紹介します。
国語の基礎:古文単語と古文法
国語の場合は読解力が一番大事なのですが、読解力向上には結構な時間と労力が必要です。
そんな大変な勉強を受験勉強の一番最初にしてしまうと、後々疲れてしまいます。
そのため、最初は軽くできるものから勉強する必要があります。
何事も、少しずつステップアップです。
軽くできる国語の勉強でおすすめなのは、古文単語と古文法です。
古文はある程度量を読んで慣れていく必要があるのですが、そもそも古文が読めないと後々めちゃめちゃ苦労することになります。
現代文は誰でも読めますが、古典はきっちり単語と文法をマスターしていないと読めないので注意が必要です。
僕はこの基礎固めに以下の参考書を使っていました。
<古文単語>
<古文法>
山村由美子図解古文文法講義の実況中継 /語学春秋社/山村由美子
<漢文単語>
<漢文文法>
数学の基礎:教科書レベルを徹底的に
数学は、どんなに難しい問題でも必ず基礎の集まりでできています。
そのため、基礎を徹底的に叩き込んでいれば難関大学だろうが何だろうが突破可能なのです。
基礎をどう使うのかは応用レベルとして、まず最初に「基礎」そのものをできるようにするのは必須でしょう。
以下は、文系(数3なし)用と理系(数3まで)で分けて紹介します。
<文系用>
文系で数学が苦手な人は、一般的に使われる青チャートより白チャートの方がオススメです。
青チャートはところどころ東大目指すレベルの問題が含まれており、基礎の復習にはおすすめできません。
白チャートは、青チャートよりもわかりやすい解説がされていて、数学が苦手な人でも十分取り組める参考書となっています。
チャ-ト式基礎と演習数学1+A 改訂版/数研出版/チャ-ト研究所
チャート式基礎と演習数学2+B 改訂版/数研出版/チャート研究所
<理系用>
理系に進むということは、数学が苦手ということは少なくなると思います。
ただ、あくまで今回やるべきことは「基礎固め」です。
青チャートだと少し難問も多く、白チャートだと少し簡単すぎると思うので、黄チャートがオススメです 。
(ちなみに、チャートは赤→青→黄→白の順に簡単になります)
チャ-ト式解法と演習数学1+A 改訂版/数研出版/チャート研究所
チャート式解法と演習数学2+B 改訂版/数研出版/チャート研究所
チャ-ト式解法と演習数学3 新課程 /数研出版/チャ-ト研究所
英語の基礎:英単語と英文法
英語はとにかく英単語と英文法です。
この2つがわかればぶっちゃけあと読み慣れだけすればどんな文章でも読めるようになるので英語が最強の得点源となります。
特に、英単語の暗記は人間の脳みそ的に短期間では無理なので早めにやっておきましょう。
<英単語(センターレベル)>
FORMULA1700は、この本の冒頭にも書いてあるのですが、センター網羅率が何年も98%を超えています。
しかし、単語量は中学レベルの含めて1700個とそこまで多くなく、しっかり厳選されているのがわかります。
実際、僕もこの単語帳でセンターを乗り切りましたが、当日わからない単語は1つもなかったです。
<英単語(2次試験レベル)>
もう基礎単語は覚えているよ、って人には「シス単」がおすすめです。
単語レベルは少々難しいですが、シス単やっておけばなんと東大入試の文章も読めてしまうという優れものです。
<英文法>
大岩のいちばんはじめの英文法 大学受験英語 超基礎文法編 /ナガセ/大岩秀樹
まとめ
ポイントをおさらいします
- 大学受験の勉強は、1年前からがちょうどいい
- ただし、早めにやればいいというわけでもなく「効率」を上げることも重要
- 受験勉強で最初にすることがわからない人は「国数英の基礎固め」をするべし
要するに、1年前から少しずつでも動き出すと大学受験は成功するよ、というお話でした。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!