【詳しく解説】高校生なら問題を解くだけでなくwhenも意識すべし!【東大流勉強法】

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  • 高校生は勉強が難しいのに勉強のやり方や方法がわからない
  • 難しい高校の勉強を効率よく学ぶ勉強法が知りたい
  • 確実に成績が上がるような勉強法を教えて欲しい

という方へ

本記事では、以下の内容を解説します。

  • 勉強が難しくなった高校生は、高校生なりの勉強法で勉強するべきである
  • 「問題を解く」だけの勉強法ではダメで、「学んだ解法がいつ使えるのか」まで考えるべし
  • 仕組みを工夫して確実に成績が上がる勉強法について

この記事を書いた人

  • 高校生の頃、問題を解いても解いても成績が上がらず苦しむ
  • ただ頑張るだけではなく「頑張り方」が重要だと気づき、勉強法を模索
  • 結果、「問題を解く」だけではなく「その解法がいつ使えるか」を意識するようになり、東大現役合格

 




勉強が難しくなる高校生は「問題を解く」だけの勉強法では不十分

「問題を解く」だけでは「学んだ解法がいつ使えるのか」が分からず、応用問題が解けなくなる

多くの受験生は、参考書や問題集の問題を解いたり解説を読んだりすることで成績が上がると思って勉強していると思います。

 

しかし、残念ながらこの「問題を解く」だけの勉強法では限界があるのです。

具体的には、「問題を解く」だけではその問題は解けても応用問題や類題が解けなくなるという悩みにぶち当たることになるでしょう。

 

これは、せっかく問題を解いて勉強して解法を習得しても、結局「その学んだ解法がいつ使えるのか」が分からなければ適切な問題に適切な方法で解くことができなくなるからです。

どんなに最強の解法を学んで手に入れても、使う場所がわからず使えなければ無意味ですものね。

 

上記の説明だけではあんまり実感が湧かない人もいると思うので、部屋の「鍵」で例えて説明します。

みなさんは、鍵付きの部屋に入るときどうしますか?

恐らく、

①鍵を入手して

②その鍵を使ってドアを開ける

だと思います。

 

そのため、①で鍵を入手しても、もしその鍵がどこのドアの鍵かわからなかったら②でドアを開けることができませんよね?

鍵は鍵でも、道端に拾った鍵で自分の家のドアが開くはずありません。

使える場所がわからなければ、鍵を持っていても全くもって無意味なのです。

 

ここで、勉強に当てはめてみましょう。

この例でいう、「問題を解く」ことで解法を身につけることは、①の鍵を入手することに対応します。

しかし、あくまで「問題を解く」だけでは①で終わってしまっているのです。

その鍵(学んだ解法)がいつどこで使えるのかという②の部分は一切学んでないことになります。

それでは、せっかく問題を解いて鍵(解法)だけ手に入れても、応用問題や類題という「ドアが開けられない」ので意味がありません。

 

このように、「問題を解くだけ」の勉強法だと、努力が無意味になる悲しい状態になってしまうのです。

 

ただ、もちろん「問題を解くこと」も非常に大事なので、あくまで問題を解く「だけ」がダメだっていうことなので間違えないでくださいね。

 

「問題を解くだけ」ではなく、「その学んだ解法がいつ使えるのか」を意識する、必ず心に刻んでおいてください。




【具体例】実際の問題を使って「学んだ解法がいつ使えるのか」が足りないとどうなるか実感してみる

では、「その学んだ解法がいつ使えるのか」を意識できていないとどうなるか、実際に具体例を見てみましょう。

例えば、解の公式の問題を扱ってみます。

 

試しに、以下の方程式を解いてみてください。

これは、中学で習う以下の「解の公式」を使います。

答えは、

ですね。

 

では、以下の方程式は解けるでしょうか?

答えを、
と考えた人、残念ながら不正解です。

 

え、正しく解の方式使ったよ??という人は、先ほどの「その学んだ解法がいつ使えるのか」を意識できていないのです。

さて、解の公式はいつ使えるんでしたっけ?明確に答えられますか?

もちろん「二次方程式の解を求めるとき」ですね。

 

しかし、先ほどの方程式は本当に二次方程式でしょうか?

こちら、「p=0」のときは一次方程式にならないでしょうか?

もちろん、一次方程式には解の公式は使えないので、この問題は実は「①p=0の時」と「②p≠0の時」で場合わけしてそれぞれ答えなければいけない問題となります。

 

解の公式は二次方程式で使う、ということが初耳だったという人はあまりいないと思います。

しかし、今回このようなミスが起こったのは「その解法がいつ使えるのか」を意識的に考えていないという表れです。

 

ただの二次方程式でもこのようなミスが生まれてしまうことを実感できたみなさんは、数学の世界でこのように「その解法がいつ使えるのか」を意識していないために問題に正解できなくなってしまうということがとても頻繁に起こることは容易に想像がつくでしょう。

この例のように、「学んだ解法がいつ使えるのか」を意識できていないと今後応用問題や類題が解けないというワナにハマってしまうので、気をつけてくださいね。

 

特に、今まで中学校までは「学んだ解法がいつ使えるのか」を意識せずに突破できてしまった人は要注意です。

高校は、残念ながら勉強が難しくなるので中学と同じ方法ではうまくいかない可能性が高いからです。




【今日から実践可能】「問題を解く」だけの勉強法から簡単に卒業する方法

【まずはテンプレをマネすべし】「〇〇なときに△△すると解ける」に当てはめる

ここまででみなさんは、「問題を解く」だけではダメで「学んだ解法がいつ使えるのか」を意識しなければならないことは理解していただけたと思います。

では、具体的にどう意識していけば良いのでしょうか?

 

いろいろ方法はあるので、各自考えても良いのですが、さすがにいきなりは厳しいので「テンプレート」をマネることから始めましょう。

とはいっても、難しいことをする必要はなく、単に問題を解く時、一問一問に全て「〇〇なときに△△すると解ける」を当てはめていくだけです。

 

先ほどの問題なら、「二次方程式で因数分解ができない時、解の公式を使う」という感じですね。

簡単すぎて「本当に意味あるの?」と思ってしまいがちですがこれにものすごい意味があります。

 

先ほど、問題を解くだけでは「学んだ解法がいつ使えるのか」を習得できないという話をしましたね?

しかし、今回のテンプレでは「〇〇なときに」を当てはめていくので絶対に「解法がいつ使えるのか」を絶対に意識できるような仕組みになっています。

 

簡単かと思うかもしれませんが、これをこれから解く問題「全て」に当てはめていくのは結構大変だと思いますよ。

でも、このテンプレに当てはめることで「解法がいつ使えるのか」を意識できれば、確実にみなさんの学力はあがるはずです。

 

「解法がいつ使えるのかをどうやって意識すればいいの?」という方は絶対に使ってみてください。

 

ただ、こちらももう一つくらい具体例を出さないと理解がなかなかできない人が多いと思うので、

次の章で実際にこのテンプレを使って一緒にどうやって勉強すれば良いか実践してみましょう。




「〇〇なときに△△すると解ける」を使い方を実践で学ぼう【実際に一緒にやるのが一番理解できます】

さて、「〇〇なときに△△すると解ける」に当てはめて勉強すれば良いと頭ではわかっていても、実際に実践できる人はそんなに多くはないと思います。

そのため、実際に実践してみましょう。

私から一問出題しますので、みなさんはいつもの通り自分の持っている参考書や問題集を解いていると思って実践してみてください。

<問題>
正弦定理問題

<解答>正弦定理解答

よって、正弦定理Cの値

 

<【重要】テンプレを使った学び方>

「ふ〜ん、正弦定理っていう定理を使えば解けるのか、よし正弦定理を覚えれば完璧!」となってしまいがちですが、これでは学び方としてはダメですね。

なぜなら、「〇〇なときに△△すると解ける」において、正弦定理を覚えるだけでは△△の「正弦定理を使うと解ける」だけしか学んでいなく、「〇〇なときに」がすっぽり抜けてしまっているからです。

そのため、今回の問題では

「三角形で2つのsin角と1辺が分かっているときに、正弦定理を使うともう1辺が求まる」

と学ぶのが正解です。

 

これだけか、と思うかもしれませんが、本当にこれだけ「〇〇のときに」と意識できるかできないかで応用問題が解けるか解けないかが決まります。




まとめ

いかがだったでしょうか。

高校生の勉強において、ただ問題が解けるだけでは今後苦しくなってしまいます。

そのため、「〇〇なときに」△△すると解ける、を使って、必ず「いつ使えるのか」というwhenを意識して勉強していってください!

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