【学力レベル別】受験勉強はいつから始めれば間に合うか徹底解説【東大生直伝】

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  • そろそろ受験生だけど、ぶっちゃけ受験勉強っていつから始めれば間に合うの?
  • 受験勉強の始めるべきタイミングがわからない…
  • 受験勉強を始めるタイミングも分からなければ、何からやれば良いかもわからない…

という方へ

 

本記事では、以下の内容を解説します。

  • 学力レベル別、受験勉強をいつから始めれば良いか
  • 自分の受験勉強を始めるべき学力レベルの測り方
  • 受験勉強において、絶対に最初にやるべきこと

 

この記事を書いた人

  • 受験生がいつから勉強を始めればいいか徹底研究。
  • 結果、受験勉強の始めるタイミングをしっかり見極めることに成功。
  • 正しいスケジュールで受験勉強を開始し、東大に現役合格。

 




受験勉強をいつから始めれば間に合うかは受験生の「学力レベル」によって違う

受験生の学力レベルによって受験勉強のタイミングは変わる

受験勉強をいつから始めれば良いかはほとんどの受験生が悩むところですが、結論「人によって違う」というのが答えです。

ただ「人によって違うから、あなたがいつから始めれば間に合うかは分からんよ」ということではありません。

 

人によってタイミングが違うのは、結局「その受験生がどれだけ勉強できるか」=「その人の学力レベル」が影響しているためです。

そのため、「あなたがどれくらいの学力レベルなのか」が分かれば「あなた自身」がいつから受験勉強を始めれば間に合うかわかるということになります。

 

当たり前かもしれませんが、普段の勉強をしっかりしている人はすでに学力が高いため他の人より始める時期は遅くて良いし、逆に普段の勉強をサボっていた人は他の人より早めに受験勉強をする必要があります。

 

すごく当たり前のことしか言っていませんが、案外、学力レベル別で受験勉強の始めるタイミングが違うことを意識できていない受験生は非常に多いです。

「受験勉強は高2から始めなきゃいけない」とか「受験勉強は本気出せば高3からでも間に合う」とか、受験生ごとの(何なら、「あなた」の)学力レベルを一切考えていない言葉を真に受けてしまっていないでしょうか?

 

どきっとした人、大丈夫です。ほとんどの受験生は何となく疑いもせずにその言葉を飲んでしまっている場合の方が多いですから。

ここでしっかり「あなたの学力レベルによってあなたが受験勉強を始めるべきタイミングは変わる」ということを意識すれば問題ありません。

本当に当然のことですが、友達と同じタイミングで始めても、友達がめっちゃ頭よかったら普通にあなたは間に合いませんものね。

 

学力のレベルによって受験勉強の始めるべきタイミングが違うのがわかると、次は「自分の学力レベルってどれくらいだろう???」という疑問が出てくると思います。

安心してください、ちゃんと次の章で現在のあなたの学力レベルの測り方を解説します。

 

学力レベルの測り方【基礎〜応用で4段階】

学力レベルを測る上では、「基礎」「標準」「応用」をベースに以下の4つの段階に分けます。

  • ①学力レベル1:「基礎」ができていない
  • ②学力レベル2:「基礎」はできている
  • ③学力レベル3:基礎に加え「標準」までできている
  • ④学力レベル4:基礎も標準もできていて、「応用」までできている

以上4つの段階に分けられますが、特に受験勉強を始める段階では、あなたが「学力レベル1」なのか「学力レベル2」なのかを見極めることが非常に大事です。

なぜなら、基礎ができているかできていないかで、相当受験勉強を始めるタイミングが変わるからです。

仮に、学力レベル3以上ができていたら、それはもうすでに「標準」とか「応用」とかまでできているので、今更ちょっと受験勉強が遅れても問題ないのです。(むしろ、すでに受験勉強を始めていないとレベル3以上は普通できません。)

 

あとは、この4段階の学力レベルに沿ってあなたのレベルを判断すればOKということになります。

ただ、「基礎って具体的にどのレベルなの?」「英語は得意で基礎ができていると思うけど、数学は全然ダメって時は基礎ができているって言えるの?」という疑問は出てくると思います。

このように、一口「基礎」と言っても教科ごとに違うので、教科ごとの基礎レベルをそれぞれ次章で解説していきます。

 

受験勉強の間に合うタイミングは教科ごとでも変わる【得意科目・不得意科目】

上記の通り、受験勉強をいつから始めれば間に合うかは、教科ごとに変わっていきます。

 

例えば「英語は得意(=学力レベルが高い)だが数学は不得意(=学力レベルが低い)」の場合、英語はあんまり早くから勉強する必要はないけれど、数学はすぐにでも始めた方がいいなんて可能性が出てきます。

 

多くの人は、5教科の学力レベルが全く同じということはありません。

必ず得意不得意があるかと思います。

そのため、教科ごとに始めるタイミングを変えていく必要が出てくるのです。

 

どうしても「受験勉強」というと、自分が受験で使う科目全てを等しく勉強開始するイメージがあるかと思いますが、実際には違います。

不得意なものからしっかり学力レベルを上げていって、最終的に5教科勉強するという形式が最も効率が良いです。

極端な話、もし本当に超得意科目があるのなら、受験直前までノー勉で構わないということです。(そんなことはめったにないですが…)

 

受験勉強とは、決して全科目を等しく勉強開始するのではなく、不得意な1教科から始めるものなので、心に刻んでおいてください。




①学力レベル1:「基礎」ができていない場合

【具体例あり・教科別】基礎とは具体的にどんなレベルか【だいたい教科書の例題レベル】

まず、基礎ができていない場合において、いつから受験勉強を始めれば良いか知る前に、そもそも基礎ってどんなレベルをいうか確かめましょう。

 

基礎のレベルがどの程度のものか分からないと、そもそも判断できませんからね。

 

以下で各教科ごとに解説しますが、だいたい教科書の例題レベルと考えてもらって問題ないです。

 

①国語の基礎レベル

国語、特に現代文の基本問題を出すのは、ちょっと難しいですが、概ね以下の問題が例としてあげられます。

  • イデオロギーの意味を答えよ。(現代文)
  • 四段活用・上二段活用・下二段活用それぞれの活用を答えよ。(古文)
  • 「老将至」の読み方と意味を答えよ。※「至」の意味は「来る」(漢文)

 

②数学の基礎レベル

  • θ180°のとき、4sin²θ+4cosθ-3の最大・最小を求めよ。(数学1A)
  • f(x)=−x³+3x²+9x

 

③理科の基礎レベル

  • プロパン(C3H8)を燃焼させると二酸化炭素と水が生成される。これを化学反応式で表せ。(化学)
  • 重力加速度を9.8m/s²とする。2kgの物体を5m落とした時の速度を求めよ。(物理)

 

④社会の基礎レベル

  • ウィーン会議において、フランスの外相タレーランが提唱したものは何か。(世界史)
  • 江戸時代末期に結んだ2つの不平等条約と、後にその解消をした2名の人物を答えよ。(日本史)
  • 独のウェゲナーが提唱した説は何か。(地理)

 

⑤英語の基礎レベル

  • The house which he was going was on the main street.の間違いを指摘せよ。
  • Those who work hard will succeed.を日本語訳せよ。

 

【間に合うのは高校2年生の秋からまで】基礎ができていない場合

もし、各教科で上記の基礎問題が解けなかった場合、解けなかったレベルの教科は高校2年生の秋が最終ラインとなります。

 

受験勉強において、間に合う間に合わないの一つの考え方として「高校3年生で本格的に受験勉強が始められるか」という指標があります。

要は、高校2年生までにある程度助走しておいて、高校3年生になったら一気に受験勉強モードになれるようにするということですね。

 

そのため、基礎レベルができていない教科の場合、しっかり基礎を固めるまで「半年」はかかります。

そのため、高校2年生の秋の定期テストが終わったら、すぐに受験勉強を開始してください。

 

もちろん、一気に受験生モードになる必要はなく(というか、ほぼ無理)、基礎ができていない科目だけ、勉強を始めるようにしましょう。

特に新しい問題集などは要りません。教科書の例題(もしくは、学校で配られる基本的な教材)にしっかり答えられるようになればそれで大丈夫です。

 

基礎レベルができていないあなた。高校2年生の秋が受験勉強を始めるラストタイミングですよ。




②学力レベル2:「基礎」はできている場合

【高校2年生の年明けからまで】基礎はできている場合

基礎ができている教科に関しては、高校2年生の秋ほど早く始める必要はありません。

しかし、高校3年生から始めれば良いわけではなく、高校2年生の年明けから受験勉強は始めましょう。

理由は、以下2つです。

  1. 基礎ができていると思い込んでいるだけで、うろ覚えだったりする可能性がある。
  2. 高校3年生からしっかり受験勉強を始めるため、結局助走期間は必要。

 

基礎ができていると思っていたけど実は全然できていなかった(気づいたのは高校3年生の春)とか悲惨ですからね。

あと、人間すぐに明日から受験勉強モードになんて急に切り替えられません。

少しずつで良いので、自分が受験生になっていく感じを高2の1〜3月で実感しながらぼちぼち勉強を始めておいてください。

 

③学力レベル3〜4:基礎に加え「標準」または「応用」までできている

【高校2〜3年生の春休みからまで】標準〜応用までできている場合

基礎だけにとどまらず、すでに標準問題や応用問題ができている教科は、高校3年生の直前まで勉強する必要はありません。

 

しかし、これは全く受験勉強をしなくて良いわけではありません。

そんな高い学力レベルを全教科達成しているわけがないので、逆に、そこまで学力レベルが高くない教科に絞って受験勉強を開始しておくのです。

要は、得意教科は後回し、まずは苦手強化の克服からってことですね。

 

ただ、得意だからと言って無勉強の期間が長すぎると忘れるため、最低限、高校3年生になる直前くらいからは勉強を始めておきましょう。

まあ、ほとんどの人は学力レベル3以上の科目が1つでもあれば上出来な方ですがね…

 

【補足】「標準」とか「応用」とかがどの程度のレベルか分からない人へ

簡単にまとめておきます。

  • 標準:教科書の例題ではなく、各章の巻末問題くらい。問題集なら、最後の確認テストレベル
  • 応用:共通テスト(旧センター試験)が、時間制限なければ8〜9割得点できるレベル

 

【おまけ】「受験勉強って最初に何からやればいいの?」という人へ

過去に受験勉強で最初に何をすべきか解説しているので、参照してください。

 

また、他にも勉強スケジュールや、計画の立て方について解説しています。

 




まとめ

いかがだったでしょうか。

最後に、重要だった部分のみ復習しましょう

  • 受験勉強をいつから始めれば間に合うかは、学力レベルによって変わる。
  • さらに、教科ごとに始めるべき時期も変わってくる。
  • そのため、自分が各教科それぞれについてどのレベルか把握し、適切な時期に勉強を始めることが大事。

 

ここまでしっかり読んで、上記のまとめがしっくりこない人は、もう一度最初から読み込んでください。

このスタートを大事にするかしないかで、今後の受験生活が時刻にも天国にもなりえます。

みなさんが、しっかり無理なく受験勉強を開始し、志望校に合格できることを願っています。

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