
- 受験生だけど、模試・予想問題と過去問はどっちをやるべき?
- そもそも、模試・予想問題とか過去問とかはどう使うと効果的なの?
という方へ
本記事では、以下の内容を解説します。
- 【目的別】模試と過去問のどっちを使うべきか
- 【目的別】模試と過去問の使い方
この記事を書いた人
- 公立高校に通い、塾なしで独学で東大現役合格。
- 特に、模試や過去問の使い方に気をつけていた
目次
「実力判定」には過去問を使うべし
過去問と模試のどっちをやるべきかは、目的によって違います。
過去問に関しては「実力を測る」という目的で使うのがベストです。
なぜかと言いますと、過去問というのは当日実際の入試問題で出題された問題なため、擬似的に試験当日を再現できるからです。
実は、後で詳しく述べますが、模試というのは当日の入試問題よりはるかに難しく作られています。
いわゆるCだのDだのという判定も、厳しめに出ているものなのです。
しかし、過去問というのは模試よりも簡単で、当日実際に出た問題なのでしっかり実力測れます。
ただ、1つ欠点があるとすれば過去問は数が限られているという点です。
そこまで昔の過去問を遡っても問題の傾向とかが違うので、頑張っても15年分程度が実力判定には限界です。
そのため、単純に試験問題や形式に慣れるために使うのは非常にもったいないです。
今すぐ、無駄に過去問を使うのはやめましょう。
あくまで、自分が志望校とどれくらい近づけているか測るために使うのがベストです。
過去問の使い方
過去問は、先ほども言ったように「実力を測る」ために使います。
ですので、時間を測り、緊張感を持って取り組みましょう。
だらだらやっていてはせっかく数少ない過去問がもったいないです。
もし可能なら、自宅ではなく、図書館や自習室など、一定の緊張感を持てるところで取り組むことをお勧めします。
そして、過去問を解いたら、間違えたところを復習しましょう。
ここで注意なのが、間違えたところを次正解できるように復習するのではないということです。
それでは単なる問題集と同じになってしまいます。
そのため、次ミスしないようにするのではなく、なぜその問題が解けなかったのか計画を見直しましょう。
間違えた問題があった場合、計画が万全ではなかったということになります。
つまり、今のままの勉強をしていても合格できない可能性があるという恐ろしい事実が存在するのです。
だから、過去問を間違えてしまった場合は、しっかり「何が足りないか」計画を見直しましょう。
「試験問題慣れ」には模試(予想問題)を使うべし
過去問と模試のどっちをやるべきかは、目的によって違うことはお話ししました。
模試(予想問題)に関しては「試験問題慣れ」という目的で使うのがベストです。
模試や予想問題は、本番よりもかなり難し目に設定されています。
これは、塾が「予想問題が解けたのに本番解けなくて不合格になった」という文句を回避するため、最初から模試を本番よりも難しくしていることに理由があります。
そのため、実は予想問題では本番に似た練習はできません。
問題が難しすぎて、合格者でも最低点を超えることができないなんて事例がたくさんあるからです。
ですので、模試を「実力判定」に使うのだけはやめましょう。
できなすぎて落胆するだけですので笑
あくまで、「問題傾向に慣れる」ために使うものだと強く頭にたたき込んでください
模試(予想問題)の使い方
では、模試や予想問題をやる意味が全くないのかといえば、そうではありません。
そんな難しすぎる模試や予想問題にも、過去問にはない強さがあります。
それは、問題がほぼ無限に存在する、ということです。
数が限られている過去問に比べ、ある意味無駄使いできます。
なので、模試(予想問題)は、とにかくたくさん解くことで試験問題に慣れるために使いましょう。
解けなくても構いません。
自分の志望大学の問題が、どのような構成になっていて、どのように時間配分するのがいいのか、模試をやりまくって感覚に染み込ませましょう。
その際、どうしても模試や予想問題の出来具合を気にしがちですが、ガン無視で大丈夫です。
「できたorできなかった」の判断は、過去問で行いましょう。
ちなみに筆者は、過去問では合格ラインの6割超えていたけれど、受験1ヶ月前の模試で3点を出したという実績(?)を解除しました笑
それでも、過去問をしっかり実力判定に使っていたおかげで、東大に現役合格できています。
それくらい、模試や予想問題は難しいし、実力判定には到底適していないということです。
おすすめ模試(予想問題)&過去問
世の中には、いろいろな種類の模試や予想問題があります。
適切に選ばなければ、意味を成さないなんて怖いことも受験生の間では起きています。
そのため、以下を参考にしっかり適切な予想問題や過去問を使いましょう。
おすすめ模試(予想問題):Z会
模試や練習にはZ会の予想問題がおすすめです。
問題傾向を測るのに、その肝心の問題傾向をつかめていない模試や予想問題は全く意味がありません。
実は、大手の予想問題集でも、あんまり問題傾向が掴めていなくて意味がないものがたくさんあります。
具体的にダメな出版元を明示するのはちょっとできませんが、このZ会のやつは絶対に外れではないと断言できます。
私も、受験期にはZ会の予想問題集にお世話になっていましたが、当日の問題との合致率は非常に高かったと感じています。
センター試験予想問題パック 2020年用 /Z会ソリュ-ションズ/Z会編集部
おすすめ過去問
「過去問なんて全部同じ」と思っていませんか。
実は、過去問集によって全然違います。
主に、解説の厚さに違いがかなりあるのです。
そのため、解説がそこまでいらないという人は青本を、解説が欲しいという人は赤本を使うのがベストでしょう。
※流石にセンター赤本は教科数が多いので、英語だけ載せておきます。他教科が必要な人はこのリンクからアマゾンに飛んで、別の教科を手に入れてください。
大学入試センター試験実戦パッケージ問題 青パック 2020 /駿台文庫/駿台予備学校
センター試験過去問研究英語 2020年版 /教学社/教学社編集部
まとめ
いかがだったでしょうか。
ここで、ポイントをまとめておきます。
- 過去問は「実力判定」に使う。
- 過去問をやる時は、緊張感を持って取り組む。
- 模試・予想問題は試験慣れに使う
- 模試・予想問題は解きまくって試験に慣れる。
以上4点を頭に入れて、志望校合格まで一直線に頑張ってくださいね。
陰ながら応援しています!