【現役東大生】受験生が勉強しない理由と対処法を受験生目線から解説【実体験あり】

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  • 受験生なのに勉強していない姿を見ると、もやもやしたり心配になったりする
  • 受験生なのに勉強しないのは実際どうなんだろう
  • 勉強しない受験生への対応がわからない

という方へ

 

本記事では、以下の内容を解説します。

  • 勉強しない受験生だって勉強しない「理由」がある
  • 一見勉強しない受験生だって「勉強しないと」という意識はある
  • 勉強しない受験生への接し方

 

この記事を書いた人

  • 受験生なのに勉強せず、毎日さぼってばかり
  • つまり、典型的に勉強しない受験生で、親に心配をすごくかけていた
  • 「勉強しない、したくない」のはなぜか徹底的に原因を突き詰めて解決
  • 結果、現役東大合格

 




受験生が勉強しない理由は「勉強しても学力が上がった実感がなく不安」だから

成績の成長が見えないので、どうしても不安&やる気が出ない

受験生が勉強しない理由は、勉強がめんどうだとかやりたくないとか言われていますが、どれも本質ではありません。

勉強しない本質的な理由は、「成績の成長が見えないから、どうしても不安&やる気が出ない」というところにあります。

 

なぜなら、勉強した瞬間に成績がめちゃくちゃ上がる場合(例えば、1時間の勉強でテストで満点取れる、など)、恐らくほとんどの人が勉強がめんどうではなくなるでしょう。

これは、「勉強そのものがめんどうだからみんな勉強したくないんだ」と考えると意味がわからなくなりますよね?

だって、勉強そのものがめんどうなら仮に「1時間の勉強でテストで満点取れる」としても勉強なんて1秒もしないのですから。

そのため、勉強そのものがめんどうなのではなく、本当は「勉強しても成績の成長が見えないから、やらない」が正しい理由となります。

 

まあ実際、成長が見えないと、勉強している意味がわからなくなってやる気も消えてしまいますよね。

(特に、頑張って勉強して99%理解したけど、100%の理解じゃないためテストの点数につながらず成績が上がらない、というケースです。実際には成長していてもテストの点数にならなかったら、勉強した意味なくね?となっちゃいますよね)

 

真の原因が「勉強しても成績の成長が見えないから、やらない」と理解してくれたと思うので、次の章ではどうすればいいか説明します。(その前に、受験生の心の内を知ってから読むことをおすすめします。)

とにかくここまででは、勉強そのものに原因があるのではなく、成績が上がっても「成果が見えないこと」が原因であることを心に刻んでおいてください。

 

手っ取り早くすぐ解説がみたい人はこちら

 

勉強しない受験生だって実は「勉強しないと」という意識や罪悪感は絶対にある

既にお話しした通り、勉強しない受験生は「勉強嫌だ、めんどい!さぼる!」という怠惰な人間ではなく、成果が見えなくて苦しんでいるだけです。

そのため、実は勉強しない受験生だって「勉強しないと」という意識や罪悪感は絶対にあります。

(どうしても、他人から見たらサボっているだけと見えがちですが…)

 

理由は先ほどの繰り返しですが、単に「勉強しないといけないと頭でわかっているが、勉強しても成績上がらないから辛い…」、「勉強しても結果が出る気がしないから、勉強に意味を見出せない…」と思っているためです。

 

例えば、理解できるかも分からない難解な論文を読まされて「その論文に書いてある内容のテストで点数を取りなさい」と言われたら、やる気が出るでしょうか?

おそらく、「論文を読んでもどうせ理解できず点数なんて取れるわけない」と考えてしまい、やる気なんて消え去るでしょう。

ですが、これはあなたが怠惰だからなのでしょうか?

違いますよね。単に「勉強しても成果がどうせ出ないからやりたくない」というだけですよね?

受験生でも、これとほとんど同じ状況が起こっています。

そのため、勉強しない受験生だって受験生としての自覚がないわけではなく、「勉強しないと」という意識や罪悪感は絶対にあるのです。




対処法は「勉強法」を変えて成績の伸びを感じられる

絶対に必要な意識:「原因を消す」という意識。「強制力」は逆効果。

勉強のやる気が出ない受験生に対する対処法では、「根性論」「強制力」は絶対NGです。

やる気がないのは本人が怠惰なのではなく、あくまでやる気のでない「仕組み」の問題なので、本人に責任を問うような「根性論」「強制力」は逆効果になります。

最悪、反発して一切勉強しなくなるか、頑張りすぎで潰れます。要は、再起不能になります。

 

絶対に本人に原因があると考えず、「仕組みに原因がある」=「その問題のある仕組みを消す」という考え方で対処しておきましょう。

ちなみに、ここでいう「問題のある仕組み」とは「成績の伸びを実感できない勉強法」です。

そのため、本人のやる気根性ではなく、「勉強法」を変えるという意識を持ってください。

どうしても、サボっている受験生を目の前に感情的になってしまうのはわかりますが、絶対にダメです。肝に銘じましょう。

 

とにかく、本人のやる気根性ではなく、「勉強法」を変えるという意識を持つこと、これが出発点です。

 

「参考書&問題集・交互勉強法」で績の伸びを実感せよ

ここまでで説明した通り、問題は「成果の見えない勉強法」です。

そのため、「参考書&問題集・交互勉強法」を用いて、自然と勉強のやる気が出る「仕組み=勉強法」を作っていきましょう。

 

「参考書&問題集・交互勉強法」とは、参考書と問題集を交互に勉強する勉強法です。

しかし、ただ交互に勉強するだけではなく、参考書で勉強したら、そのすぐ直後に(1秒後くらい)問題集で学習内容が正しく身につけられたか確認するという方法です。

この勉強法だと、インプットの直後にアウトプットをすることになるため、勉強したインプット内容がアウトプットとして成果になっているかすぐに確認できます。

勉強した成果が勉強直後にすぐにわかる、というわけですね。

 

この勉強法を実践する上では、参考書と問題集が1対1対応になるように準備したり、様々注意点があります。

しかし、実践できれば日に日に自分の学力が伸びていることが実感でき、勉強のやる気も「自然と」でてきます。

毎日着実にテストの点数が上がったり、志望校に近づいている実感があれば、やる気が出ないわけありません。(逆にいうと、今成果の見えない勉強をしている人は、やる気なんて根性や気分でしかなくなってしまいます。)

 

ここまでの概要を読んでもいまいち具体的にどうすればいいかわからない、この勉強法をしっかり実践したい人は、次で解説しているので参考にしてみてください。

とにかく、やる気のでない受験生には「参考書&問題集・交互勉強法」が最強です。




【実体験】さぼりまくったのに現役東大合格した僕が、やる気が出る「仕組み」を作れば最強だと思う話

ここからは僕の体験談と強く皆さんにお伝えしたいことをお話しします。

 

受験生の中でも、勉強のやる気が出る人、出ない人、いると思います。

単純な人の違いだけではなく、みなさんも勉強のやる気の出る「教科」、出ない教科あると思います。

 

この「勉強のやる気が出る、出ない」は何が違うのでしょうか。

それはもちろん「成果が見えるか見えないか」でしかないと思います。(ここまで読んだみなさんならもちろんわかりましたよね?笑)

 

良い例に、ゲームがあります。

みなさん、ゲームが好きですか?(僕は好きですよ)

なぜ、ゲームが好き、言い換えると「やる気が出る」のでしょうか。

それは、レベルアップや新技の習得など、ゲームをやった成果が「見えるから」ではないでしょうか。

 

もし、次のレベルや次の技の習得のためにどれくらい頑張ればいいのかわからなくて、さらには自分がどんな技を覚えていてどれくらいのレベルなのか一切不明の状態だったら、やる気が出るでしょうか?

レベルが見えれば、「あと〇〇レベル上げれば進化する」→頑張ろう!となりますが、レベルが見えなければ途方もないつまらんレベル上げにやる気が出ることなんてないでしょう。

そう、つまり、やる気の全ては「成果が見えるか見えないか」でしかないのです。

 

そうなると、勉強のやる気が出る人は、天才なのでしょうか?辛い思いをしてものすごい努力をしているのでしょうか?

もちろん、そういう人がいることを否定はしません。しかし、本当に頑張れる人・やる気が出る人は根性ではなく、仕組みを作っているのではないでしょうか。

この「仕組み」は、無意識に作っている人もいるでしょう。特に、要領がいいと言われる理由は無意識にこの「やる気が出る仕組み」を作っている場合が非常に多いです。

 

かくいう僕も、最初は勉強なんてしたくない、なるだけさぼりたいという人間でした。

しかし、前述の参考書&問題集交互勉強法で着実に進んでいる実感を得て、最終的に現役合格にまで結びつきました。

(後日談ですが、親はめちゃくちゃ心配したそうです。ごめんなさい…)

 

そのため、みなさんもやる気が出ないなら、無理に出すのではなく、自然と成果が見えて進んでいる実感を味わえるようにすることを強くおすすめします。

無理やり出したやる気は、頑張れば1週間程度は続くかもしれません。逆にいうと、どんなに超人でも1週間が限界です。

東大に入学してわかりましたが、頭の良い人は決して根性ではなく仕組みで勝ってきています。

1日10時間勉強できる人間は、根性ではなく「仕組み」によって実現しているに過ぎません。

 

この、私の高校自体の経験と、大学入学後に同期を見て感じた「根性論<仕組み」。ぜひ、心に刻んでくださいね。




まとめ

いかがだったでしょうか。

今回のポイントを簡単にまとめると、以下2点です。

  • 勉強したくない理由=成果が見えない(決して、受験生が怠惰なわけではない)
  • そのため、成果が見える勉強法、仕組み作りが重要(問題集&参考書・交互勉強法)

 

ただ、2点を理解しただけでは意味ありません。しっかり実行して初めて意味があります。

これを読んだみなさんは、読んだだけで終わるようなことは絶対せず、この後すぐに実践してみましょう。

すぐです。1秒後でも遅いくらいですよ。

みなさんの受験勉強が少しでも良いものになることを願っています。

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