【東大生が解説】勉強を極めた人間しか分からない勉強する2つの意味

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  • 勉強なんてなぜするのか分からない
  • 勉強する意味を全く感じられない
  • 勉強の意味を失い、やる気も失ってしまった

という方へ

本記事では、以下の内容を解説します。

  • 勉強する意味は勉強を「極めた」人間しかわからない(そして、大人や先生だとしても「極めた」人間はそうそういないこと)
  • 勉強を極めた人なら全員必ず分かっている勉強する2つの意味
  • 受験生だとしても、やる気を失うのは仕方がなく、悪ではないこと

この記事を書いた人

  • 中高生の当時から勉強の意味が全く分からず、やる気なんて皆無だった
  • しかし、ある先生から「真剣に向き合っていない者にその意味が分かるわけない」と言われ、勉強の意味を真に理解するため本気で勉強を始める
  • 一般的な受験生の何倍も真剣に勉強したことで勉強の意味がわかり、さらに最終的には東大に合格

 




勉強する意味は勉強を極めた人間しか分からない【先生だとしても分かっていない人が多いです】

勉強する意味が分からず、「今やっている勉強に意味はあるのだろうか」と悩んでしまう学生は非常に多いです。

恐らく「周り(大人や先生)に聞いても、結局勉強する意味についてちゃんと答えられる人がいない」ことが大きな理由でしょう。

そりゃ、「勉強しなさい」と言っている当人たちが「勉強の意味」を分かっていないのですから、皆さんが悩むのも当然です。

 

勉強する意味というのは、残念ながら万人が理解できるものではなく、勉強を「極めた人間」にしか分かりません。

「大人になったら自動的に分かる」なんてこともないため、仮に先生として教壇に立っている人でも、実は勉強を「極めている」人なんてほとんどいないため、勉強の意味を問われて明確に答えを返せる人は少ないのです。(先生は「教科(国数理社英)」の専門であって「勉強」の専門家ではないのです)

だからこそ、皆さんは悩み、調べ、模索しているのだと思います。

 

しかし、実は勉強を極めている人の中では、当たり前のように「勉強の意味」について共通の考えを持っています。

今回、そんな学生の皆さんを救うべく、「勉強の意味」について答えていきたいと思います。

 

勉強する2つの意味

勉強する意味は大きく2つあります。

あくまで「勉強する意味」ですので、「高学歴を得る意味」とは別に考えてください。

(高学歴を得て社会的ステータスを獲得する、は勉強するそのものの意味ではないので今回は外します)

 

意味①:先人の知恵を吸収できること(=勉強でいう「暗記」の部分)

勉強する1つの意味は「先人たちの知恵を吸収できること」にあります。

 

理科なら、先人たちが実験で分かった「危険な物質」が何かを学ぶことで、自らの危険を避けることができます。

社会なら、先人たちが歴史を紐解いて分かった「日本と外国のそれぞれ歴史」を学ぶことで、他国の文化や人々に対して理解を深めることができます。

 

これらを自分で発見し、身につけようとすると非常に大変です。

そのため、先人たちが実験やまとめてくれた結果だけを学べることは、非常に効率的に知恵を吸収させてもらっているのです。

いわば、教科書はこの世の「攻略本」というチートアイテムといっても良いでしょう。

 

まず1つ、勉強する意味は「先人たちの努力の結果である知恵を吸収できること」にあり、いわゆる「暗記」の部分に当たる勉強の意味となります。

 

意味②:論理的思考力(「一般化」と「特殊化」)を習得できること(=勉強でいう「理解」の部分)

勉強するもう1つの意味は「論理的思考力(「一般化」と「特殊化」)を習得できること」にあります。

 

まず前提として「論理的思考力」とは「一般化」と「特殊化」がどれだけできるかという力を指します。

  • 一般化=学んだことを他にも応用できるように抽象化する力(例:歩きスマホでの衝突事故を見て、「人は何かに集中すると別のこと(たった1m先の人を避けることでさえ)に意識が向かなくなり、事故に繋がるのだな」と考えること)
  • 特殊化=一般化したことを別のことに応用する力(例:「人は何かに集中すると別のことに意識が向かなくなり、事故に繋がるのだな」と学んだことを生かし、「イヤホンで音楽を聴きながら自転車で走るのはやめよう」と考えること)

 

この「一般化」と「特殊化」(=論理的思考力)を勉強することで習得することができるのです。

 

数学なら、例題で学んだ公式を別の応用問題に使って解くことで論理的思考力を鍛えられます。

国語(英語)なら、他人の文章を読んで「筆者が文章から何を言いたいのか」という「抽象化」を求められるので、論理的思考力を習得できます。

 

普段の生活でも、別に論理的思考力を身につけることは可能ですが、なかなか「一般化」と「特殊化」の題材がないと厳しいものがあります。

そのため、「教科書」という題材を使って「一般化」と「特殊化」の訓練をしているのです。

 

勉強するもう1つの意味は「論理的思考力(「一般化」と「特殊化」)を習得できること」にあり、いわゆる「理解」の部分に当たる勉強の意味となります。




【受験生へ】勉強をする意味を失い、やる気を失った君へ

勉強する2つの意味を解説してきましたが、結局「本当に理解する」ためには勉強を「極める」必要があります。

しかし、現状勉強する意味を失っている状態では「さらに勉強する」なんてことはできるはずもなく、やる気を失いストレスを抱えてしまっているという人も多いでしょう。

 

ここで1つ私からお伝えできるのは、まずストレスを抱えきれない人は「勉強に集中できるようになるまで休みましょう」ということです。

恐らく、勉強する意味を考えて、実際に調べるという行動までしている貴方は勉強に対して真面目に取り組んできた証拠だと思います。

そのため、一度勉強する意味を失い、やる気を失ってしまったなら「一定期間決めて休む」というのも大事です。

その方が、ずるずる不安がったまま勉強するより、いったん休んで「集中して勉強できる時間」を増やせるので合格に近づきます。

「一定期間決めて休む分には何も悪くない、むしろ良いことだ」という考えをぜひここで知っておいてください。

 

 

まとめ

今回は勉強する意味について解説してきました。以下、復習です。

勉強する2つの意味①先人の知恵を吸収できること
②論理的思考力(「一般化」と「特殊化」)を習得できること

 

勉強の意味を「知った」ことで、すぐに勉強に対しての悩みが消えるわけではないと思いますが、あとはみなさんが勉強していく上で少しずつ理解していただけると嬉しいです。

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