
- 初めての受験で不安…
- 受験勉強ってまず最初に何から始めればいいか分からない…
- よく「基礎を固めろ」と言われるけど、結局「基礎固め」って何すればいいの?
という方へ
本記事では、以下の内容を解説します。
- 受験勉強は絶対に「英単語」から始めるべきであることとその理由
- 今日からすぐ始められる超具体的な受験勉強の始め方(=どの英単語をどうやって覚えればいいか)
- 【暗記が苦手な人向け】誰でもできる英単語の簡単な覚え方を徹底的に解説
この記事を書いた人
- 受験勉強を始める際、どの先生に聞いても「基礎固めからやれ」と言われた
- しかし、「基礎固め」で具体的に何をすればいいか、各教科の先生によって意見が違っていた(国語教師には「漢字」、数学教師には「教科書の問題」など)
- 最終的に、「5教科全ての基礎の中で最優先すべき基礎固めは英単語」であることを試行錯誤のうえ確信し、無事、第一志望に合格(その後の大学受験でも同じ考えで成功し、単なる公立高校から東大へ現役合格)
【英単語から始めよ】中学生の受験勉強は「英単語から」が最強な理由
まず最初に受験勉強では、よく「基礎からやれ」と言われますが、「基礎をやれ」と言われても、結局、具体的には何をすればいいか分からない人がほとんどだと思います。
結論、中学生であれば、「基礎」=「英単語」なため、英単語から始めるのが最適です。
(ただ、そう言われたから英単語をやる、では絶対に効率が悪くなるので、しっかり下記で理由も理解した上でやってください)
<理由①>5教科の様々な基礎の中で、一番結果が出やすい【実は単語だけで入試も解けます】
中学生の皆さんは、初めて(多くても2回目)の受験のため、本当に合格できるか不安なはずです。
そのため、まずは不安を無くすため=「自分は合格に近づいているんだ!」という感覚をつかむため、「勉強したら勉強した分だけ結果が出る内容」から勉強し始めるべきですが、その点、「英単語」は最適です。
実は、中学生の英語の場合に限っては、英単語を覚えていただけで解ける問題がかなりたくさんあるのです。(どうしても、高校生が学ぶような英文だと難しくて単語暗記だけでは結果が出にくいですが…)
例えば、実際、入試問題として出された英語の問題(R4都立入試・抜粋)を例にあげます。
※実際の入試問題なので受験生の皆さんにとっては非常に難しいと思います。現時点で解けなくても全く問題ないので安心してください。
この問題も、単語さえわかっていれば文法が分かっていなくてもこのように理解できます。
このように、英単語さえ分かっていれば、Yumeさんがレストランの食事(魚介類)と景色を楽しんだことが何となくですがわかるため、答えが「ア」であることも推測することができます。(実際、答えは「ア」です。)
このように実際の入試問題を見てもわかる通り、英単語の暗記はすぐに結果が出るため、「何か自分、受験勉強うまくいくかも!」と不安払拭&やる気が出るため、受験勉強するモチベーションにも繋がるのです。
(このような「自分、できるかも!」という感覚を「自己効力感」といい、研究論文でもやる気の源泉であると言われています。まあ感覚的に「俺or私ってできる!」って思えたら自然とやる気出ますものね。)
よって、「基礎固め」&「勉強した分だけ結果が出やすい」英単語から受験勉強を始めるべきです。
※暗記が苦手・めんどうという人は、本記事の<column①>丸暗記しないことで、暗記が超簡単になる勉強法をお読みください。
<理由②>英単語は何をすればいいか明確で手をつけ始めやすい【ただ覚える、なら誰でもできる】
英単語の勉強は、他の勉強と比べて非常に手をつけ始めやすい性質を持っています。
例えば、数学の勉強はすごくいい例で、「数学の基礎を勉強しなさい」と言われてもなかなか具体的に何から始めればいいか分からないですよね?
なんとなく教科書の例題を解いても、結果が出るか分からないし、公式を覚えてもテストですぐに点数が上がるわけでもありません。
暗記科目と言われる歴史だって、「どうやって覚えるか」&「結局、どこまで細かく覚えるべきか(年号とか全て覚えるべきなの?)」とか、悩むことは尽きません。
しかし、英単語の勉強は究極的に単純で、「英語→日本語」と「日本語→英語」さえ覚えてしまえば100点満点の完璧な学習になります。
あとは、「どの英単語を、どこまで細かく覚えるのか」というところですが、中学生が覚えるべき英単語というのはだいたい決まっているので、適切な英単語帳を選ぶだけでOKです。
とりあえず英単語覚えるは誰でもできる=英単語は何をすればいいかが明確で誰でも簡単に始められるので、最初の受験勉強としては最適なのです。
<理由③>英単語を覚えていなければ、後で取り返しがつかなくなる【少し怖い理由です】
英単語から始める理由の3つ目は、英単語というのはその性質上「後回しにしたときに、取り返しがつかないことになる」ため、とにかく早く始めるべきということがあげられます。
英単語暗記は「英語→日本語」と「日本語→英語」を覚えるだけですが、同時に割と単調なため「長時間ずっと英単語暗記だけやり続けるのは集中がもたない」という性質があります。
しかし、英単語は覚えてなければ「読み」「書き」「リスニング 」の全てができなくなる、という基礎の中でもかなり重要な部分であり、後回しにすると「英語そのものの勉強」が一切できなくなる危険性があります。
そのため、今後の勉強でずっと使う重要な「英単語」を最初のうちにある程度やっておけば、その後の勉強が一気に楽になります。(逆に、やらなければめちゃくちゃ苦労する、とも言えます)
よって、とにかく最初の受験勉強でやるべきは「英単語」であると言えるのです。
<column①>【暗記が苦手な人へ】丸暗記しないことで、暗記が超簡単になる勉強法を解説
受験勉強はまず英単語から始めるべきであることを解説してきましたが、多くの受験生が「暗記に苦手意識がある」ことでしょう。(暗記が得意な人は特に必要ない内容なので、読み飛ばしてください)
しかし、実はみなさんが暗記に苦手意識があるのは、ただ単に効率的な暗記方法という勉強法を教えてもらっていないだけです。
急に、野球やったことない素人の人に「何となく自分の思うようにやってみて」と言っても、うまくいかないことは目に見えているのと同じです。そりゃ、ほとんどの受験生が「暗記方法なんて教えていないけど、何となく自分の思うようにやってみて」と言われて各自何となく暗記をしているのでは、うまくいくはずもありません。
そのため、この機会に絶対「暗記法を学びましょう!」。逆にいうと、ほとんどの人が暗記法なんて学ばず効率の悪い独自の方法で暗記を進めるため、暗記法を身につけさえすれば受験ではかなり有利になります。
<column②>【脱!完璧主義】受験勉強は始めただけ素晴らしいので、最初から完璧にしようと思うのは絶対NG
念のためお伝えしますが、少しでも意識を持って受験勉強を始めたみなさんは、とても素晴らしい受験生であると自信を持って良いです。
そのため、どうか「完璧に覚えよう」とか思わないでください。まずは1ページ、1単語だけでも良い。とにかく「始めてみる」ということだけに集中して、完璧主義からは脱出してください。
最悪、教材(英単語帳)を買い揃えるだけでも最初はOKです。(本当は、1単語でもいいので覚え始めてほしいですが、教材すら買い揃えるのを後回しにする人もいるので、まずは用意するだけでもOKと考えましょう。)
【結論:どの英単語を覚えるべきか】おすすめ英単語帳(おすすめ順)
【第1位】高校入試 超効率 中学英単語1200+英熟語200
最新の入試問題を徹底的に分析し,英単語を出題頻度順に3つのStageに分けて掲載しています。
さらに, 1200語に厳選しているので,よく出る単語だけを“超効率”的に学習することができます。
【英熟語もまとめて“超効率”的に学習できる】
英単語と合わせて,入試によく出る英熟語も掲載しています。
英単語と英熟語が同時に学習でき,総合的に英語力をアップすることができます。
【音声再生方法は選べる3通り】
見開きページごとに, QRコードがついているので,スマートフォンやタブレットで,手軽に音声を再生できます。
また,文英堂無料リスニングアプリやホームページからもダウンロードし,音声を再生できます。
【第2位】中学版システム英単語<改訂版> (駿台受験シリーズ)
中学英語のすべてを短い例文〈キー・センテンス 560〉にギュッと凝縮。音声にすればたった40分の〈キー・センテンス〉を覚えるだけで、1800の単語、熟語はもちろん、会話表現、英文法も自然と身につき、そのまま日常会話でも使えます。初めて英語を学ぶ人でもゼロから学べるように、〈文法チェック〉で時制、関係詞、接続詞など、すべての重要事項をていねいに解説しています。語源、類義語、派生語などの説明もくわしく、記事を読むだけで英語のたいせつな語感が養えます。さらに前置詞やthatなど複数の用法がある単語は、覚えるべき全ての用法で〈キー・センテンス〉に登場するように配慮していますから、無理なく無駄なく正確で流ちょうな英語が身につけられます。〈キー・センテンス〉の音声は〈英語例文1回読み〉と〈トリプル・リピート/英語→日本語→英語→英語〉の2パターンがダウンロードできます。
【第3位】中学英単語をひとつひとつわかりやすく。 改訂版
中学生が覚えておきたい1500語を収録。中1の1学期からでも無理なく,少しずつ単語学習を始める事ができます。中1から高校入試直前まで,3年間ずっと使えます。
◎イラストでイメージがつかめる
大事な単語にはイラストがついているので,単語の核となる基本イメージが理解しやすく,記憶に残りやすくなっています。難しい用語を避けたやさしい解説とイラストで,単語が「わかる」初めての単語集です。
◎高校入試・英検対策にも使える
全国の公立高校入試や英検3~5級によく出る単語を精選しています。頻出語を効率よく覚えられます。
◎音声・赤フィルター・巻末ミニ英和つき
すべての英単語と例文が読まれた音声が付いているので,正しい発音がわかります。巻末ミニ英和辞典は,学習した単語のチェックリストとしても活用できます。
【番外編:英単語の暗記法】中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本
「1ヵ月1000単語習得メソッド」で中学3年間の英単語1000語を1ヵ月で覚えられます!単語を覚えるのが苦手 単語がぜんぜん覚えられない
その理由はなんでしょうか。
それは「コツコツやるから」です。「コツコツやるから失敗する」 のです。
本書は中学3年間の英単語を1ヵ月で1000語を覚えるための本です。1000単語を覚えた後の効果は絶大です。
①今後の英語の勉強で単語につまずかなくなるのでストレスが激減、勉強がスムーズになる
②単語の意味がわかるので文法の内容に集中できる
③自分自身に大きな自信がつく
そして、白黒だった英語の世界が、色鮮やかな世界に変わります。